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2月3日は立春になります。例年より1日早くなります。立春は「節気」の新年の始まりの日です。春が立つと日ですが、自然界はまだまだ冬の様相で気温も今年は先週より、低くなり寒い日が続くようです。
冬の間は自然界には枯れた野が広がり、寒さの中、動物は息をひそめてエネルギーの消耗を極力抑えて過ごします。
冬の季節は一見すると死の世界が広がっているように見えます。春というのはその死んだような自然界から生命を生み出す蘇りの季節と捉えていました。
昔の人々に取っては「立春」は陽気が蘇る大事な日でした。今でも「立春大吉」と書かれた札を見ることができます。
春は冬の間、エネルギーの放出を控えるために閉じていた扉を開ける季節です。冬の間に溜めていた毒素を外にだし、余分なエネルギーも放出します。また、初春、仲春、晩春と気温変化が激しいのでその気候に合わせた養生が必要になります。昔の本には春は早く起きてゆったりした服を着て、髪もほどき、ゆったりした気分で散歩をするようにと書かれています。
春の五行は「木」です。この木は天にむかって枝を一杯に広げてのびのびとした様子を現しているといわれます。春の季節はこのようにのびのびとゆったりした気分で過ごすことが養生です。そうすれば春の臓「肝」にも負担をかけず、肝がゆったりしていれば相克関係の《脾胃》の機能も傷めません。

日本は中国の文化の影響を奈良時代から取り入れてきました。
二十四節気は太陽の動きに合わせて決められています。太陽が黄経315度のときに立春になり、春が始まります。前日の大晦日は節分になり、冬と春の節気を分ける日になり、特に冬(死の)の季節から春(生命が蘇る)の季節に移る節目を節分として一年の厄を払い、新しい始まりに福を呼び込みます。
また、春といっても2月中はまだまだ気温は低く、気候の変化も激しい時期なので体調を崩しやすい頃です。春の養生はとても大事で春に養生ができれば一年健康でいられると言われるほどです。
中国の諺に「春天是“百草回芽、百病易発”」とあり、春の天気は百草芽を出すが、百病発症しやすいということです!
春の養生
一つは春の陽気の発生に順応し(初春は陽気が少なく晩春にむかって増していく)、陽気を守ることが大事です。まずは温補(体を温めて守ります)が一番の養生です。