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季節の変化は私達の体の中にも現れてくる。それを分かりやすくしたのが
二十四節季、それぞれの季節に
注意したい食養生と生活養生をここで

多くの方に伝えていきます。
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二十四節季の養生

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新年明けましておめでとうございます。

昨年の後半はお米に関わることが気になりました!

気候変動、食料難、自給率などと伝統医学の学び等です。

特に古典「黄帝内経」の『湯液醪醴論編』第十四で薬液の話がでてきます。薬酒をつくるときの注意として『必以稲米 炊之稲薪 稲米者完 稲薪者堅 此得天地之和 高下之宜。故能至完。伐取得時 故能至堅也」と書かれ、薬酒をつくる時は必ず米を用いよ。炊く時は稲わらを用よ!なぜなら稲の生育は天地の中庸で東西南北の中ほどで季節の気のめぐりに逆らわず春に芽を出し、夏に成長し、秋に収穫し、冬に蔵めるので完なり!稲薪は堅なり!と

お米をいただくことは米の中庸の気を取り入れること。その気が五臓六腑のバランスをとり、気血津液、陰陽のバランスを取る。お米を食べることで心身バランスを得て和となす人を作るということです。瑞穂の国と言われた日本もお米の需要は最盛期の四分の一、就農家も高齢化になり!唯一の受給率一〇〇%も怪しくなって来ています。お米の素晴らしさを見直して、お米を守らないと・・・温暖化で砂漠化が進み、どの国も自国で手一杯!輸出する余裕はなくなります。今のままでいいのでしょうか?日々の小さな努力が大きな一助になるはずです。今年は他人ごとでなく、自分事として足元の食生活を見直してみませんか!食べたもので心身は養われ,つくられています! 皆様の健やかな一年を願って!

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2023年「冬至」

今年は12月22が二十四節気の冬至になります。冬至の到来は陰気が最盛から衰退し、陽気が芽生え始まるときです。天文学的には昼夜の長短の変化の根拠として次のようにはっきりと解釈されています。冬至その日は昼が一年で最も短い一日です。太陽がほとんど南回帰線上で直射しています。

冬至を過ぎると、太陽の射すところは北に移り、昼の時間が少しずつ長くなっていきます。

中国では昔から冬至から(数九)9を数えるという風習があります。すなわちこれは冬至の日から数え、9日ごとに一区切りにします。これは寒冷の程度の深さを表します。

冬至のその日は(一九)一番目の九の最初の日になります。9番目の9回まで数え切ったら(八十一日)で寒さが終わると言えます。

此の寒冷の季節を“数九寒天”(寒さの天気を9回数える)といいます。その中三回目の九の時が最も寒く「大寒」になります。

 

冬至は一年の中で天地の陰陽の気が入れ替わる重要な時の一つですまた、人体の陰陽の気が入れ替わる重要なときでもあります。

此のとき、陰が盛んで、陽は衰退し、陰が極まると陽が生まれる。陽が萌えだす故に中医学では養生の理論で特に冬季の滋養を摂ることを重要視します。

 

冬季の滋養を摂るには冬至から始まります。それは人体の陽気が萌えるのを促進する事ができ、人体の消耗を相対に減少し、滋養をとってから最大的に効果が発揮できて、かつ最も長い時間を閉じ込めて保存する事ができるからです。

 

その他に古くから“秋冬は養陰”と言われ、特に陽虚の人は冬季には補湿、補陽と同時に、養陰も重視すべきです。人体の陰精を消耗しているのを補う、陰精を充実させるとこれは陽気の成長にも優位になります。

冬至の時に陽を養生するのに我々は日常生活ではどの様にすればよいのでしょうか?   

陽気の養生

  • 簡単な方法は日光浴をすることです。

  • 少し運動をすればもっと良い。ただし、早朝に運動を好む人は注意しなければならないのは、特に高齢者、毎日太陽が出てからでかけて運動するのがベストです。

注意すること

多くの持病がこの時期に最も発症しやすいです。例えば、呼吸器系統、泌尿器系統に持病があるとこの時期、発症率が相当高くなります。

 

 

 

 

食養生

食べ物で滋養を摂る基本原則は体内の陽気をひそめることに順応しなければならないし、陽を収斂し、陰を守るのを基本とし、生命活動が自然界の変化に適応する様に守ることです。

具体的にはカロリーを増加し、鹹いものは少なくし、苦味の有るものを多く食べ、弁証施補の基本の要領です。

カロリーを増やすことはつまり、この時期に人体の生理活動はさらに多くのカロリーで維持する必要があるからです。科学的分析によるとこの時期に必要なカロリーは秋の時期より、10~15%高くなります。

 

塩からいものは少なく食べ、苦いものを多く食べます。

冬季は腎経が盛んな時期で腎は主に塩からい、心は主に苦いです。中医の五行理論説から言えば塩からいは苦いより強い。すなわち腎水は心火に克つ。もともと高ぶっている腎水はさらに高ぶる、心陽の力を減弱します。だから、苦味のものを食べるべきです。心陽を助けます。

 

弁証施補で

陰虚の人は陰的食品を多く食べ、胡麻、もち米、はちみつ、乳製品、野菜、果物、魚類などあっさりした食物を、

陽虚の人は温陽の食品を多く食べるべき、ニラ、羊肉など、気虚の者は薬用人参、蓮の実、山芋、ナツメ等を、血虚のものは干した茘枝、黒木耳、すっぽん、羊の肝臓等

熱盛の者は

果物、野菜、苦瓜をよく食べ、犬肉、酒など辛熱の食べ物は禁忌。

血瘀の者は桃仁、油菜などを多く食べる。

痰湿の者は大根、海苔、クラゲ、いんげん豆、銀杏等を多く食べる。

気鬱の者は酒を少なく、仏手柑、橙、陳皮など多く食べる。

 

最後に、冬至の節気のあと、天気は寒くなり、全身の血管が収縮し、血圧が高くなる。高齢者はもともと動脈硬化の問題が有る、血管が比較的に脆くなっている。大脳組織の構造は比較的に柔らかい。血圧が高くなるとよく、脳出血を起こし、すなわち中風になる。

 

普段は魚を多く食べ、肉を少なく食べて野菜や豆腐を多く食べる。葉酸を含む食物を多く食べると中風の防止に有効です。中風の発生率を20%低く抑えることができます。

一日に400mgのこの種類の食べ物を食べることをおすすめします。ではどのような食べ物が葉酸を多く含むのでしょうか?

専門家によると 大豆、マッシュルームのようなきのこ類、また野菜の中ではほうれん草や油菜そして果物の中の柑橘類ともに比較的に葉酸を多く含みます。少し多く食べたらいかがでしょうか。

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2025年「立春」

 2025年の立春は2月3日になります。旧暦の新年お正月になります。

立春は暦の上では初春になります。今年は暖冬で寒い日が少なかっと言われてますが、2月もまだ、寒い日はあることが多いので寒暖の差に気をつけて衣服で調整しましょう

雨の季節

おはようございます。今日、2月19日は二十四節気の「雨水」になります。

「雨水」の意味は「立春を迎え、春風に吹かれて氷や雪が溶け始めて空気が潤い、雨水が増えるから。」と書物にはあります。

今日は気温も高めで暖かいですが、「雨水」前の天気は相対的に寒冷で「雨水」後徐々に温かくなり、春の気配がましてゆきます。

 雨水の季節は天気が不安定で一年の中でも寒波に襲われることが多い時期です。

常に変化する天気は私たちの健康にも影響をあたえます。特に影響を受けるのが情緒面です。情緒不安定や気持ちが落ち着かなくなるなどその人の健康状態や年齢にもよりますが、気圧の変化や天候の変化は人の心身の健康に影響をあたえます。」

自然界の影響は常に私達の健康に影響を与えます。春は五臓の「肝」が活発になります。五行の相生相克関係で「肝」は「脾」に影響し、「脾」の働きを抑制するので「胃」の働きも影響を受けて消化吸収の機能が低下します。この時期もっとも養生するのは「脾」です。

 

脾と胃の働きはとても大事で「脾胃の強弱が人の寿命を決定する」とも言われます。なぜなら、人も含め動物は食材を食べて脾胃で消化、化生(エネルギー、ミネラル、ビタミン他栄養素を吸収できる状態にすること)をして「気・血・津液」を作り出すからです。

食べてエネルギ―などを生産できるということが健康長寿の基です。

「脾胃の虚弱は百病が生まれる主な原因」ともいわれ、健康養生しなければならない大事な臓です。そのため、雨水の季節は「脾」の養生が大切になります。 

脾を養生するためには心を穏やかに鎮めて、精神を養生することを主とします。気持ちを穏やかにして「心気」が穏やかであれば「肝気」も穏やかで「脾気」を損傷することがありません。

相生の関係で「肝気」が乱れればお隣の「心気」も乱れ、「心気」が乱れればお隣の「脾気」を養うことができず、また、相克関係で「肝気」が乱れれば「脾気」を損傷します。

前回もかきましたが春の養生は「ゆったり、のんびりすることが大事」と言われている所以です。

 

12月、1月と忙しくしていた方は特にこの時期、疲労が出やすくなります。疲労を放って置くと「肝」を痛め、悪い連鎖が起こる原因になります。

心が不安定に感じる方はこの季節だから起こりやすいと思って思い悩まず、のんびりできるように心がけましょう。日中の明るい時間に散歩にでたり、ゆっくり深呼吸をします。近くの公園で梅の花が咲いているところがあれば梅の香りを鼻孔にいっぱい吸い込み、香りを脳に送ります!香りは気をめぐらし、「肝気」のめぐりを良くして「肝」の働きを改善します。

また、お花屋さんで春の香りの花「ストック、水仙、ヒヤシンス」などを買い求めて部屋を春の香りで満たすのも肝気を穏やかにする一つの方法です。

春は忙しい季節ですが、ゆっくりのんびり、リラックスを心がけて春に活発になる「肝」の働きを養生するのがとても大事です。肝が穏やかであれば「心」と「脾」も養生されます。

まだまだ、寒い日がありますが、外に出て両手を広げて天に向かって伸びをし、春の陽気を身体に取り込み

ましょう!

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「脾胃」の食養生

 早春の頃は天気も不安定で体調が崩れやすいときです。このような時期は特に「脾胃」の養生が大切です。

 

 今日は「脾胃」の食養生の方法です。人により、胃腸の機能は異なりますが、胃腸の養生には食事がとても大切です。年齢を重ねると内臓機能も低下してきます。また、寒暖の差、最活環境のストレスなども胃腸の機能に関係してきます。この時期は特に、消化がよく、暖かい調理法の料理がお勧めです。特に調子が悪い方は医師や薬局で漢方薬などの生薬(漢方)を用いた養生も必要です。胃腸の機能低下で消化吸収が悪く、胃もたれや膨満感などが続く場合は消化の良いお粥がお勧めです。脂っこいもの、生物は避けて、1週間ほどお粥の養生を続けて様子を見ましょう!

胃腸の機能が低下している場合は、玄米、未製粉の雑穀、乾燥した豆類避けます!脾胃の気を消耗するので!

 

 大根、長芋など消化を助ける食材を小角に切ってお米と一緒に炊いたお粥もおすすめです。

お米は「気」を養う大切な食材です。そのお米にさらに「気」を補う鶏むね肉、鶏のスープなどを加えて炊いたお粥も優しい味わいです。胃腸が冷えている方は生姜の千きりを一緒に加えて炊くと温まります。

消化のいいもの、よく加熱調理したものにするように心がけます。食材を細かく切ることも消化を助けます。

 

 食べるのを避けたいものは:脂っこいもの、甘みが強いもの、繊維が硬いものは消化を妨げます。酸味の強いものは胃酸をよび、さらに胃壁を傷つけます。辛味の刺激の強いものも同様に胃壁を刺激します。刺し身や生肉、生野菜等の冷たい生物は消化にエネルギーを使い、脾胃を疲れさせて冷やし、エネルギーを消耗します。

この時期、暴飲暴食、タバコや飲酒を常にしている人、胃腸に病気がある人は特に注意します。

飲食は規則正しくする事も大事です。

冬の間は特に有色野菜や果物の摂取が他の季節より、少なくなりがちビタミン、ミネラルの不足になると、口内炎、口角炎、舌炎や皮膚病などの症状がでます。緑黄食野菜、果物を取るようにしましょう。

 

   今の時期に勧められているのはニラです。ニラは温性で陽気を養うとされ、栄養学的にもカロテンは特に豊富で、ビタミンC,ビタミンEなども含まれます。食物繊維もあるので消化機能が低下しいてる場合は短く切って必ず加熱調理にしましょう。

古典にも“加熱すれば脾胃を温め、「肝」の野菜なり”と書かれています。が食べ過ぎはよくありません。特に胃酸過多気味で口内炎などができやすい、胃に熱があるタイプの方には勧められません。

 春は「酸味」を控える事もポイントです。酸味は五行では木の行にあり、季節は「春」なので食べたほうがいいと思う方も多いと思いますが、酸味は「肝」の働きを旺盛にして結果、脾を損傷します。

   

 また、酸味は抑える性質なので春の発散を妨げるので避けたほうが良い五味です。酸味の強すぎる食材、果物は少量に!

春は辛味で発散、巡りを促し、甘味で脾胃を養生し、苦味で冬に溜め込んだ要らないものを外に排泄します。酸味を使用する場合は少量に!今の季節の食材でスープ、蒸し物、煮物などの料理がおすすめです。春の光になってきましたが風はまだ冷たいので油断せずに過ごしま

しょう!

啓蟄の季節の養生

 啓蟄の前後はあたたかくなる日もあり、「三寒四温」と言われるように寒い日と温かい日が交互に来るような時期です。

 

 中国の古書には啓蟄の頃、春雷が訪れると土の中で虫や蛇などが目を覚まし、卵が孵化し、大地が目覚めると書かれています。伝説では「龍」も睡眠から目覚めて頭をもたげると言われています。

“龍が頭をもたげると空に雲が流れ、雨になる”と言われ、此の時、雨が降れば一年の雨が順調にあり、五穀が豊穣になるといいます。

 

 春は気温変化も激しく、養生が大事です。

「啓蟄の季節の養生は自然界の動物や植物が表す、季節の現象に基づいて合理的に飲食で養生をしなければならない。」と書かれています。

 合理的な養生とは自分の体質に合わせた養生ということです。まずは自分の体質を知ることが大事です!

 

 私達の体質は先天(親から受け継いだ気)と後天(生まれ育つ、環境、飲食による気)の気の共同作用の影響を受けるので人は皆同じ体質ではありません。

伝統中医学の古典《黄帝内(こうていだい)経(けい)素問・異法方宜論編》に“東西南北中五方それぞれの地域の気候は同じでなく、そこに居住する人の生活習慣も同じでない、故に体質も同じに形成されない、かかりやすい病気も同じでなく、故に治療法も異なる。”と書かれています。わかったことは人の体が病気にかかる主な原因は体質の異なることによって決まる。ということで、つまり、体質が一部の病気にかかり易さと感染のしやすさを決めます。なので自分の体質がどのようなものかに感心を持つようにすることが肝心です。

 

 今回は特にこの時期、養生をしなければならない体質の4体質を紹介しています。

特に注意したい体質は

1,陰虚(体を冷ます力が不足)

2,陽虚(体を温める力が不足)

3,瘀血体質(血の質、量などに問題があって血の巡りが悪くなってる)

4,痰湿体質(水分をはじめ津液、気の巡りも悪く要らないものが溜まってる)

以上の四タイプで詳しく紹介します。

 

1,陰虚体質の人は体に熱がたまり、極端に言うと砂漠状態です。(形態は痩せて手足に熱があり、気持ちが時々いらいらする、睡眠が少なく、便が硬く、尿は黄色い、春夏は耐えられない、冷たいものを多く、喜んで飲む)。⇒陰を養い潜陽(陽をひそめる)するように注意する。清淡の物を多く食べる。

2,陽虚体質の人は体を温める陽気が少なく、寒冷地のような状態です。(多くの人は体型は太って肌が白い、顔色は血色がよくない、手足は温かさに欠、尿は多くて透明、軟便、寒嫌がりで暖かいのを喜ぶ)腎の陽気不足が主な原因だが、生まれつき弱いタイプと

環境、生活習慣、飲食習慣等によって起こるタイプ、加齢による腎の陽気不足からくるタイプがある。 ⇒ 壮陽の食品を多く摂らなければならない

 

3,瘀血体質の人は血の質が悪く、巡りも悪い。(顔色が暗い、唇の色は暗く、肌は乾燥し、面下にくまができてる) 陽虚、気虚、から瘀血になることも⇒常に活血化瘀の作用のある食品を食べる。

 

4,痰湿的体質の人(体型は肥満、筋肉はたるんで、肥えて甘い物を特に好んで食べ、元気がなく、身体がだるい。)

⇒ 健脾利湿、化痰虚湿の物を多く食べるべき。

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体質別の養生法

 今日は前回の続きで体質別の擬態的な養生法です!

前回の体質別のところで自分に当てはまると思うところを読んで下さい。

 

陰虚体質の方は

うるち米、ごま、はちみつ、乳製品、豆腐、魚、野菜、サトウキビなど。

余裕がある人はナマコ、亀肉、蟹肉、白きくらげ、雄の鴨、冬虫夏草などを食べて良い。

しかし、燥熱で辛い食物をあまり食べないようにします。

 

陽虚体質の方は

壮陽の食品を多く摂らなければならない、羊肉、鶏肉、鹿肉など。

 

お稀有体質の方は

活血化瘀の作用のある食品を食べなければならない。桃仁、黒豆、油菜、クワイ、酢などです。常に山査子と落花生のお粥を煮て食べる。

活血養血の生薬(当帰、川芎、丹参、地黄、地楡、五加皮)と肉類を煮たスープを選んで飲んでも良い。

 

 痰湿体質の方は健脾利湿、化痰虚湿の物を多く食べるべきです。例えば大根、いんげん豆、キャベツ、そら豆、玉ねぎ、海苔、クラゲ、クワイ、銀杏、びわ、ハトムギ、大棗、小豆などです。

17、甘みで味の濃い食材、飲料、酒類は少しにし、毎食べすぎは宜しくない。

 

 その他大部分の人にとつては春の初めは葱を多く食べる事を進めます。

ネギは多くの栄養物質を含んでいます。人々は大葱を食べたり、あるいは調味料として使うどちらでも、栄養を増すだけでなく食欲も増します。

 

 葱には発汗、発散の効能があり、消化液の分泌を促進し、胃を健やかにし、食欲を増します。

此の他、葱には比較的に強い殺菌効果があります。特に下痢の桿菌(バチルス伝染性下痢症)と真菌に対する抑制効果が明らかにされています。葱は血管を柔らかくして高血脂を下げる作用があります。

葱を常に食べる人はコレステロールが上昇しにくい。

初春の時期は葱の栄養が最も豊富で最も柔らかい、香りもよく、食べるに最も美味しい時期です。

玉根にも同じような効果があります。スライスしてサラダに、2センチ大に切った玉ねぎを酢、白ワイン、塩、胡椒でマリネしても美味しいです。

 

 この季節の気候は常に変化が大きい、感冒の発生率が高く、胃腸病、例えば胃病、慢性的げり、そして関節痛が発症しやすい。この時期、薬を使う以外に、此の葱を適当に多く食べると病状は緩和する事ができる。葱で魚や肉を調理すると春の季節の呼吸系の感染を予防する事ができる。

 

 この時期、寒さからゆっくり、温かくなるじき、温熱毒が活動を始めるので、風湿(リューマチ)を防ぐようにしなければならない。

民間の経験に基づいて下の方法を用いて予防することができます。住宅内にハッカ油を置きます。これはゆっくり揮発し、空気を浄化します。此の方法は一定の除菌の作用が証明されています。

此の他、高齢者や身体の弱い人はできるだけ、人の多いところや空気が混濁した公共の場所での活動は避けるべきです。同時に居室の空気を新鮮で通り抜けるように注意しましょう!

 

 三寒四温の時期です、温かい日のあとの寒さは体に応えます。十分に注意して過ごしましょう!

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立夏

  5月6日は二十四節気の「立夏」になります。 春の季節は終わり、今日から夏の季節で「初夏」になります。 「立夏」は重要な季節で、此の頃から気温がどんどん上昇し、植物は成長する最盛期に入ります。 この立夏の時期、五蔵は「肝」から「心」へ変わります。自然の移り変わりと変化に人も従わなければなりません。自然界では夏至に向かって陽気がますます増えてゆきます。 夏の臓「心」は陽の臓で五臓の中で陽中の陽と言われ、心は主に陽気を全身に送るところです。 心の陽気の働きは血液の循環を促進して生命活動を維持し、心の陽気の「熱の気」は人の基本的な身体生理の働きを維持し、全身を温めます。 その他人体の水液代謝、汗などの調節も心陽の重要な働きです。(体内から水分を出すことで余分な熱を排出しています。) 自然界では太陽が万物を照らし、温め、成長させます。心は火の臓で太陽とおなじく体内の万物を照らしています。  人は自然界と一体で自然界の四季、陰陽盛衰の変化に人体の五臓の働きも相合に関係して通じて応じています。それなので「心」は夏の気に相通じ、応じています。

 

  心陽は夏に最も旺盛になり、働きは最も強くなります。春から夏にかけて気候の変化は著しく、天気の変化にも人はこまめに対応していかなければなりません。その時、五臓の「心」の養生を重点的にします。心の養生でいちばん大事な養生は「今日中に寝る」事です。目をつぶって横になるだけでもいので心がけましょう!!中医伝統医学では「心」は精神と深く関係しています。 人の精神活動は心が主に管理していると考えます。 気温が上がり、暑くなると人はイライラして怒りやすくなったり、不安になったりします。 普段穏やかで焦らず、怒らずの人でも夏になって暑くなると性格が変わったように、イライラしたり、小さな事にでも怒ります。なので、「立夏」になったら、精神養生が大切です。いつも笑顔で自我をコントロールし、怒りを抑えて穏やかに過ごすことが養生になります。立夏になったら、精神養生の面で落ち着くことを取り入れます。例えば音楽を聴く、絵を描く、書道をする。将棋を指す、花を生けるなどは精神を調節してのびのびと楽しく過ごせます。立夏を迎えてからは昼が長くなり、夜が短くなるので睡眠不足になりがちです。

 

 睡眠不足は「心気」を消耗します。 立夏の後は昼休みにちょっとした昼寝がお勧めです。午前中の仕事や労働は体力と精力を消耗します。5~10分の昼寝は消耗した体力と精力を回復させ、健康を保ち、病気の発生を軽減します。椅子に持たれて目をつぶるだけでも休息になります。立夏の食養生 立夏の後の気温は高くなります。特に気温が高い日はあっさりした淡白な味わいのもので消化が良く、ビタミン類が豊富な食材を主にします。豆類、魚介類、鶏肉、赤身の肉などですが調理法も蒸し物、煮物のがおすすめです。脂っこいものや、辛いものを多く食べると身体の内外が熱くなり、口内炎、ニキビ、便秘、のぼせなどの症状が現れます。 食材だけでなく調理法にも注意します。 立夏を過ぎたら、飲食の原則は「春夏養陽」です。養陽の要点は「心の養生」です。 心を養生するときは季節の野菜、果物、雑穀を多く食べて食物繊維を増やし、ビタミンC、ビタミンB群の供給を増やします。これは動脈硬化の予防にもなります。また、低脂肪牛乳、豆乳、豆類、鶏肉、赤身の肉も栄養を補い、心を強くします。牛肉の霜降りはです。血液がどろどろになります!

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立夏の食養生

  今日は立夏の食養生です! 昨日は立夏の臓は「心」になるという話でした! 夏は「心の養生」が特に大事です。生活養生はできれば夜11時までに寝ることですが、 難しい方が多いとおもいますので12時までにはベットに入るように努力しましょう!夕食は寝る3時間前に摂ること。無理なら、消化の良いものをせめて2時間前にとりましょう! 食べて1時間位で寝ると寝ている間、内蔵は消化のために休まず働き続けます。そうすると翌朝、疲労感が残り、体も重だるい状態です!これは健康にも美容にもよくありません!!では食養生のお話を! 心は血脈をコントロールする。と言われています。血液がスムーズに流れることが大事です。特に中高年以降は生活習慣、食習慣により血管壁は固くなっている方も、また、血管内に粥状のいらないものが溜まっている方も!!血管内をきれいにして血流がスムーズに流れるように意識を変えましょう!まずは食生活の見直しを!食物繊維を摂るように心がけましょう!全粒粉の穀物、野菜、海藻類、豆類、果物類の内、毎食3~4種類は食べて余分な脂質や糖質を外にだしましょう!

 

  更に血液サラサラにする成分を含む食材を摂る工夫も大事です。 特にネギ類に多く含まれる「硫化アリル」は独特の匂いのもとでポリフェノールの一種です。  抗酸化作用があり、血栓の予防、消化促進などの効果もあります!玉ねぎ、長ねぎ、ニラ、ニンニクに主に含まれています!毎日少量の玉ねぎを摂ると気血の流れを促します。特に中高年以上の方は血流がスムーズに流れることが大事です。毎日、朝食と夕食に少しの玉ねぎを摂ることをお勧めします。(ユーチューブで簡単にできる玉ねぎドレッシングやマリネ、サラダを紹介しています。アドレスは最後に記載) 栄養を吸収するためには胃腸の働きも大切です。胃腸が弱い方は特に、消化がよく、吸収し易い料理を工夫します。また、暑いからといって冷たいものを食べすぎると胃腸が冷えて働きが低下します。また、刺し身などの生物は消化吸収が悪いのでたくさん食べ過ぎないように注意します。  この時期は食事と睡眠で「正気」をきちんと養うことが重要です。初夏の時期に正気を養えば、酷暑の仲夏、晩夏も健やかに過ごすことができます。

 

  睡眠の質をよくするには、遅くても寝る2時間前には食事を終えます。できれば3時間前に終えれば睡眠中、内臓も休めます。また、入浴も寝る2~3時間前には済ませて体に余分な熱が残らないようにします。気温が高くなるこの頃は体を動かすのにも適しています。ウオーキング、軽いジョキング、筋トレなど体を動かすことで汗とともに、いらない物も出ていきます。 (!)また、頻繁に運動する方は水分補給、ミネラル補給と「気」も補給しましょう!?という方は「気」はお米、イモ類、魚や肉類、野菜、果物などの日々の食材に含まれています!加工されすぎてないものを日々食べることで自身の気を養うことができます!気=正気=生命エネルギーです!この「気」が足りないと疲れやすく、免疫力も落ちて風邪ななどにもかかりやすくなります! 旬の食材を色々と取り入れて楽しく調理し!美味しく食べて健康に過ごしましょう!  爽やかな5月の時期、食と睡眠の養生をして正気を養い、酷暑を乗り切れる体つくりをしましょう!

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