今年12月22日に二十四節気の冬至の時期になります。冬至の到来は陰気が最盛から衰退し、陽気が芽生え始まるときです。天文学的には昼夜の長短の変化の根拠として次のようにはっきりと解釈しました。冬至その日は昼が一年で最も短い一日です。太陽がほとんど南回帰線上で直射しています。
冬至を過ぎると、太陽の射すところは北に移り、昼の時間が少しずつ長くなっていきます。
中国では昔から冬至から(数九)9を数えるという風習があります。すなわちこれは冬至の日から数え、9日ごとに一区切りにします。これは寒冷の程度の深さを表します。
冬至のその日は(一九)一番目の九の最初の日になります。9番目の9回まで数え切ったら(八十一日)で寒さが終わると言えます。
此の寒冷の季節を“数九寒天”(寒さの天気を9回数える)といいます。その中三回目の九の時が最も寒く「大寒」になります。
冬至は一年の中で天地の陰陽の気が入れ替わる重要な時の一つですまた、人体の陰陽の気が入れ替わる重要なときでもあります。
此のとき、陰が盛んで、陽は衰退し、陰が極まると陽が生まれる。陽が萌えだす故に中医学では養生の理論で特に冬季の滋養を摂ることを重要視します。
冬季の滋養を摂るには冬至から始まります。それは人体の陽気が萌えるのを促進する事ができ、人体の消耗を相対に減少し、滋養をとってから最大的に効果が発揮できて、かつ最も長い時間を閉じ込めて保存する事ができるからです。
その他に古くから“秋冬は養陰”と言われ、特に陽虚の人は冬季には補湿、補陽と同時に、養陰も重視すべきです。人体の陰精を消耗しているのを補う、陰精を充実させるとこれは陽気の成長にも優位になります。
冬至の時に陽を養生するのに我々は日常生活ではどの様にすればよいのでしょうか?
陽気の養生
1. 簡単な方法は日光浴をすることです。
2. 少し運動をすればもっと良い。ただし、早朝に運動を好む人は注意しなければならないのは、特に高齢者、毎日太陽が出てからでかけて運動するのがベストです。
注意すること
多くの持病がこの時期に最も発症しやすいです。例えば、呼吸器系統、泌尿器系統に持病があるとこの時期、発症率が相当高くなります。
食養生
食べ物で滋養を摂る基本原則は体内の陽気をひそめることに順応しなければならないし、陽を収斂し、陰を守るのを基本とし、生命活動が自然界の変化に適応する様に守ることです。
具体的にはカロリーを増加し、鹹いものは少なくし、苦味の有るものを多く食べ、弁証施補の基本の要領です。
カロリーを増やすことはつまり、この時期に人体の生理活動はさらに多くのカロリーで維持する必要があるからです。科学的分析によるとこの時期に必要なカロリーは秋の時期より、10~15%高くなります。
塩からいものは少なく食べ、苦いものを多く食べます。
冬季は腎経が盛んな時期で腎は主に塩からい、心は主に苦いです。中医の五行理論説から言えば塩からいは苦いより強い。すなわち腎水は心火に克つ。もともと高ぶっている腎水はさらに高ぶる、心陽の力を減弱します。だから、苦味のものを食べるべきです。心陽を助けます。
弁証施補で
陰虚の人は陰的食品を多く食べ、胡麻、もち米、はちみつ、乳製品、野菜、果物、魚類などあっさりした食物を、
陽虚の人は温陽の食品を多く食べるべき、ニラ、羊肉など、気虚の者は薬用人参、蓮の実、山芋、ナツメ等を、血虚のものは干した茘枝、黒木耳、すっぽん、羊の肝臓等
熱盛の者は
果物、野菜、苦瓜をよく食べ、犬肉、酒など辛熱の食べ物は禁忌。
血瘀の者は桃仁、油菜などを多く食べる。
痰湿の者は大根、海苔、クラゲ、いんげん豆、銀杏等を多く食べる。
気鬱の者は酒を少なく、仏手柑、橙、陳皮など多く食べる。
最後に、冬至の節気のあと、天気は寒くなり、全身の血管が収縮し、血圧が高くなる。高齢者はもともと動脈硬化の問題が有る、血管が比較的に脆くなっている。大脳組織の構造は比較的に柔らかい。血圧が高くなるとよく、脳出血を起こし、すなわち中風になる。
普段は魚を多く食べ、肉を少なく食べて野菜や豆腐を多く食べる。葉酸を含む食物を多く食べると中風の防止に有効です。中風の発生率を20%低く抑えることができます。
一日に400mgのこの種類の食べ物を食べることをおすすめします。ではどのような食べ物が葉酸を多く含むのでしょうか?
専門家によると 大豆、マッシュルームのようなきのこ類、また野菜の中ではほうれん草や油菜そして果物の中の柑橘類ともに比較的に葉酸を多く含みます。少し多く食べたらいかがでしょうか。
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