冬の季節最後の二十四節気の始まりです。
今年は1月20日かが二十四節気でした。
東京はそれほど寒くなりませんでしたが、
2月中は、まだ寒さは厳しい時期です。
寒さは身体を温めるパワー「陽気」を消耗して、ダメージを与えます。この冬の季節は、寒さを防ぐのがとても大切です。寒さから身体の機能を守るために、他の季節より、身体のエネルギーを消費します。そのため、寒さの厳しい時期は三大栄養素しっかり補給することです。現代は一昔前より、衣食住が格段に良くなっていますが、そのために不養生になることがあります。特に食の養生と運動は不可欠です。
寒さにより、身体の代謝を上げるために甲状腺、副腎ホルモンなどがより一層働いています。エネルギーの補充とミネラル、ビタミンを食から補充することが重要です。三大栄養素の糖質、脂肪、タンパク質を日々の食事でしっかり取りましょう!また、それぞれの質も大事です。特に糖質は「気」が充実している米や穀類から補充しましょう!寒い時期によく食べられ糖質はお餅です。
特にお正月にはお餅がかかせません。お餅はもち米から作られますが、ご飯のうるち米と性質が違い、もち米は「温性」で消化も良いので冬の時期によく食べられるのはうなずけます!
脂肪は冬の時期は特に肉類の脂肪より、血液サラサラ効果が期待できる魚類に含まれるオメガー3系の脂肪や、オリーブ油、米油など植物性の油を選びましょう!
この季節は、ブリ、タラなど脂が乗った魚が旬になります。薬膳で、タラは冬の臓〔腎〕を養います。また、タラの白子やタラの子もビタミン類が豊富で栄養価に富んでいます。たまにいただくと良いですね。肉類の脂肪は血流が滞る原因になります今の季節、不飽和脂肪酸のオメガー3系が豊富なこの季節が旬の魚を選びましょう!
タンパク質類を選ぶときは含まれる脂肪の性質をみて選ぶ事が大事です。魚にはオメガー3系の脂が豊富なのでおすすめです。今年豊漁のブリは特におすすめです。ぶり大根、ブリしゃぶ、など調理法も色々ありますね!また、タラ、鮭などもおすすめです魚介類も旬のものがたくさんで回ります。ミネラル豊富な牡蠣も今が旬です。旬の食材にはこの季節に活発になると言われる五臓を養う食材が多いのも不思議ですが、たら、たらの白子、鱈の子、ししゃも、牡蠣などは冬の臓「腎」を養います。
代謝に不可欠な、ビタミンB群、ミネラルを含みます。風邪予防には、抗酸化力アップのビタミC、カロテン類などは、旬の野菜や果物で摂りましょう。免疫力を上げるビタミンDはエリンギ、まいたけ、黒木耳、干し椎茸などに豊富に含まれます。冬の時期は調理法も大事です。生でいただくお刺身より、加熱調理したものが消化吸収も良く、胃腸の機能も損ないません。温かい鍋料理はいろいろな食材が入り、野菜もたっぷり食べることができるので花◎の料理です!
薬膳では季節にダメージを受けやすい五臓を養生します!
冬の臓は寒さに弱い「腎」ですので腎を冷やさないようにし、腰の周りは温めて血行を良くするようにします。他に消化を行う胃腸も大事です。どんなに栄養豊富な食材を頂いても消化吸収が悪ければ身体を動かすエネルギーを生み出せず、身体を養えません。胃腸が冷え気味で消化吸収が悪い方はお腹を温めるのも大事です。
胃腸が弱い方やお正月に食べすぎて調子が悪い方は消化の良いものを食べるようにします。きり方、加熱の方法なども関係するので煮たり、茹でたり、煮物、スープ、お粥などが勧められます。
また、食べすぎの方は大根、カブなどの消化を助けるものを。脂肪のとりすぎの方はネギ類、サンザシやブルーベリーなどアントシアニンを含むものを。プーアール茶も脂っこいものを食べるときにはお勧めです。
この時期は酸味の物や甘味ものを多く摂り、辛味のものは少なめに!鹹いものは程々にします。特に冬の料理は塩味が強いものが多いので気をつけて、カリウムの多い野菜類、バナナなどを食べて余分なナトリウムを排泄しましょう。
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